ホームページ制作でやってはいけないこと【厳選7ジャンル】解決策も解説!

ホームページ制作やってはいけない【厳選7選】

ホームページを作成しようと思ったけど、やること多すぎてもうわからん……

特に初めてホームページを作るときには、そう感じる方も多いのではないでしょうか。今回はホームページ制作で「やってはいけないこと」にフォーカスして解説します。

やってはいけないことを理解することで、失敗のリスクを減らせます。ここでは、以下の7ジャンルに厳選して解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ホームページ制作でやってはいけないこと
  • 企画段階でやってはいけないこと
  • デザインでやってはいけないこと
  • ユーザービリティを考えやってはいけないこと
  • SEO対策でやってはいけないこと
  • 運用・管理でやってはいけないこと
  • 外注先選びでやってはいけないこと

企画段階でやってはいけないこと

ホームページ制作では企画段階から注意すべき点があります。通常、企画・打ち合わせをおこなってから制作に入ります。そのため企画段階で、制作イメージや方向性のすり合わせ・共有ができていないと、のちのちトラブルに発生する危険性が高まります。

「こんなはずじゃなかった……」なんてことがないように、ここでは、ホームページ制作の企画段階でやってはいけないことを5つご紹介します。

これらのポイントを押さえることで、スムーズにプロジェクトが進められるようになります。

目的が決まっていない

ホームページ制作で絶対にやってはいけないことは、目的を決めずに制作を進めてしまうことです。これは絶対にNGです。

難しく感じるかもしれませんが、例えば、「名刺代わりにとりあえずあればいい」といったものでも構いません。この場合は、「あればいい」ので、作成するページ数減らす、機能を削るなどして、短期間でコストを抑えて、目的のホームページを作れるかもしれません。

このケースとは反対に、目的によってはある程度のページ数が必要、機能追加が必要ということもあるでしょう。

一般的にホームページを作る際は、下記のような目的をお持ちのことが多いです。

  • 商品の認知度向上:新商品の情報を掲載し、より多くの人に知ってもらう
  • サービスへの理解を深める:サービス内容を詳しく解説し、顧客の理解を深める、顧客満足度を高める
  • 問い合わせを増やす:お客様の声、販売実績など、なんらかの情報を発信し、顧客からの問い合わせを増やす
  • 求人応募を増やす:採用情報を充実させ、求職者からの応募を増やす

そもそもなぜホームページが必要なのか」から考え、目的を決めましょう。

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目的を決める際のポイントは、「目的は1つに絞ること」です。複数の目的をもたせると要件が複雑になります。

目的が共有されていない

せっかく決めた目的も共有されていなければ意味がありません。自社内でその目的を共有することも、目的を決めるのと同じくらい重要です。

担当者同士が目的を共有することで、 「なぜこのページが必要なのか」 「どのような情報を掲載するべきなのか」 「どのようなデザインにするべきなのか」 といった点について、 スムーズに意思疎通ができるようになります。

制作に関する企画が進んでいくうちに判断に迷うことも出てきます。そんなときに目的を決めておくことで、「目標を達成するためになにがベストか」という観点で、ブレることなくプロジェクトを進行することができます。

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自社、取引先問わず、前提を揃えるのは超重要です。前提が揃っていないと、そもそも打ち合わせ自体がすすみません。ていねいにすり合わせしましょう。

ペルソナが決まっていない

誰にホームページを見てもらいたいのか、ペルソナを明確にしましょう。ペルソナとはターゲットをさらに深堀・具体化し、特定の人物像を設定することです。

ペルソナ例

山田 太郎、33歳、男性、東京都北区の賃貸マンション在住、家賃は月8万。年収400万。会社員(社員30名ほどの中小企業勤務、勤続12年、役職:主任)妻と4歳の娘との3人ぐらし、趣味はゲームだったが、最近は仕事と家事育児でほとんどやる時間がない。妻は結婚を機に退職。現在専業主婦。

妻は子どもが小さいこともあり、いまのところ働きにでるつもりはなさそう。

新卒で入社してから給料がなかなかあがらず、将来に不安を感じている。今後の生活や教育費を考えると今の収入では厳しいので、3ヶ月前から転職を考え出し、通勤中やランチなどのひとり時間に転職サイトを見て、どんな求人があるか確認している。まだどのサイトにも登録はしていない。

上記は他の記事で、求人サイトのペルソナをイメージしてつくりました。このようにペルソナを明確にすることで、訴求ポイントや表現方法などを、仮説立てて検討・決定できます。

ペルソナを決める際に使用する項目例です。

  • 名前
  • 年齢
  • 性別
  • 居住地
  • 年収
  • 職業
  • 役職
  • 趣味
  • 家族構成など

項目数や内容に決まりはないので、自社の製品やサービスに合わせて、考えてみてください。

外注に丸投げ

「外注への丸投げ。ダメ。ゼッタイ。」これまた絶対NGです。

参考サイトを2〜3個送って、「これを参考に」とか「いい感じに」とか「おしゃれに」とかはやめましょう。

参考サイトの取り入れたい要素は具体的に伝える

「これを参考に」、「いい感じに」、「おしゃれに」などよくありますが、これらは主観的な要素がおおきすぎるので、ていねいにすり合わせないとお互いのイメージにギャップがうまれやすくなります

  • なにを参考にしたいのか(配色、フォント、デザインなど)
  • 参考サイトのどこがいいと感じたのか
  • 自社のサイトにどの要素を取り入れたいのか、どのように取り入れたいのか

できるだけ言語化し、具体的に伝えることで、イメージに近いデザイン・構成をつくりあげることができます。

貴社の製品、サービス、顧客の声、業界、競合を貴社より知っている人はいません。自社の製品がマッチする顧客の事業形態や事業規模など、ターゲットについても情報共有し、ホームページ制作に活用しましょう。

運用費用を考えていない

通常、ホームページを作って公開しただけでは多くのアクセスは期待できません。ホームページから集客をおこなうには、広告費用をかけたり、コンテンツの追加作成や更新などを継続的におこない、育てていく必要があります。それには当然、費用も発生します。

運用費用はおおきく4つに分類できます。

  • ドメイン費用:ホームページの住所となるドメインを取得するための費用
  • サーバー費用:ホームページのデータを保管するためのサーバーを借りる費用
  • 保守費用:ホームページのセキュリティ対策やシステムのアップデートなどにかかる費用
  • 更新費用:ホームページの内容を更新したり、新しいコンテンツを追加したりするための費用

せっかく素敵なホームページを作成しても、なにもしなければリリース時をピークに、サイトの価値は下がっていきます。運用費用を考えていないと、のちのち費用面で苦労することになりかねません。

しっかりと運営するのであれば、運用費用は月額20,000円〜は必要になります。あらかじめこれらの費用を事前に見積もり、 予算計画を立てておくことが大切です。

「制作で予算を使い切ってしまった。」といった話もよく聞きますので、気をつけてくださいね。

デザインでやってはいけないこと

デザインは、 ユーザーの印象を大きく左右する重要な要素の一つです。デザイン性の低いホームページは、 ユーザーの離脱率を高め、 コンバージョン率(問い合わせや購入など)の低下につながる可能性があります。

ここではホームページのデザインでやってはいけないことを4つご紹介します。ポイントを押さえて、素敵なホームページづくりに役立ててください。

配色をたくさん使う

初心者がやりがちなのが、たくさんの色を使うことです。色を使いすぎると、 見づらい、目が疲れるなど ユーザーに不快感を与えます。

基本的にはベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの3色にまとめましょう。

  • ベースカラー:ホームページ全体の背景色
  • メインカラー:企業のイメージカラーなど、 ホームページ全体で使用する主要な色
  • アクセントカラー:ボタンや見出しなど、 強調したい部分に使用する色

使用する色によって、 ホームページに与える印象は大きく変わります。暖色系の色は温かさや親しみやすさを、 寒色系の色は冷静さや信頼感を感じさせるといわれています。

個人向けの商材を扱っている企業は暖色系、企業向けの商材を扱っている企業は寒色系が多い印象です。自社のイメージやアピールしたいターゲット層、目的に合わせて、 色を選びましょう。

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まさくら

ワンポイント!色を共有するときは、十六進数と呼ばれるカラーコードで伝えましょう!
「#000000」みたいなやつです。参考サイト:原色大辞典

書体(フォント)をたくさん使う

これまたやりがちなのが、配色と同じようにたくさんの書体を使いすぎることです。こちらもやはり3種類程度に絞りましょう。

種類が多すぎると、 ホームページに統一感がなくなり、チグハグな印象をあたえてしまいます。ゴシック体や明朝体などの基本的なフォントをベースとして、アクセントにデザイン性の高い書体を 1〜2種類ほど使うのがおすすめです。

「なんか見づらいな」と感じたら、無理に種類を増やさずにひとつにまとめてしまうのも有効です。

また文字間や行間も、見やすさを左右するポイントですので、ほどよく調整しましょう。

  • 文字間→文字と文字の間の感覚
  • 行間→行と行の間の感覚

文字の大きさがバラバラ

文字サイズは、 コンテンツの重要度に合わせて 適切な大きさに設定しましょう。メリハリをつけることが大切で、強調したいところは、サイズを大きくしたり太字にしたりして目に留めてもらえるような工夫をします。

まさくらのイメージ画像
まさくら

どうですか?見づらいですよね笑

ごらんのようにサイズの種類が多いと、バラバラな印象を与えてしまいます。また重要な部分の判断がつかなくなり、ユーザーが重要な情報を見落とす可能性があります。一定の規則性を持たせて、サイズ指定するようにしましょう。

最近ではスマートフォンで閲覧されることのほうが多いので、「スマートフォンで表示したときに文字が小さすぎて読みにくい」といったことがないように、パソコンでの表示と合わせ、スマートフォンでの表示も調整しましょう。

余白がバラバラ

ホームページのデザインにおいて、 余白は重要な要素の一つです。余白を適切に設けることで、 ホームページが見やすくなり、 ユーザーに快適な閲覧体験を提供できます。

余白がバラバラ、もしくはキツキツだと、 やはりチグハグな印象になり、 ユーザーにストレスを与えてしまう可能性があります。コンテンツの周囲や行間、 段落間などに適切な余白を設け、 ゆったりとしたレイアウトを心がけましょう。

ユーザービリティを考えやってはいけないこと

ユーザービリティとは「使いやすさ」のことをいいます。
ホームページで言えば、ユーザーが目的の情報にたどり着きやすいか、操作しやすいか、ストレスなく閲覧できるかなどを指します。

ユーザービリティが低いホームページは、ユーザーの離脱率を高め、コンバージョン率の低下につながります。ここではユーザービリティの観点から、やってはいけないポイントを5つご紹介します。

スマホ対応していない

絶対に避けたいのが、スマホ対応していないサイトです。現在は多くのユーザーがスマートフォンからホームページを閲覧しています。

パソコン向けのサイトをそのまま表示すると、文字が小さすぎて読めません。そのような場合は、ストレスを感じてすぐに離脱してしまうでしょう。スマホ対応は、必須です。レスポンシブデザインを採用し、どのデバイスでも快適に閲覧できるようにしましょう。スマホユーザーにも使いやすいサイトは、成果につながります。

レスポンシブデザインとは

画面のサイズやデバイス(パソコン、タブレット、スマートフォンなど)に応じて、レイアウトやデザインが自動的に最適化される設計手法のことです。

近年、スマホでホームページを閲覧する人が増えています。 そのため、スマホ対応は必須と言えるでしょう。 スマホ対応していないホームページは、ユーザーにとって見づらく、使いにくいものです。 Googleもスマホ対応を推奨しており、スマホ対応していないホームページは検索順位に悪影響が出る可能性があります。

では、具体的にどのような問題があるのでしょうか? 例えば、文字が小さくて読みにくかったり、ボタンが小さくて押しにくかったりすることが挙げられます。 また、画面が大きすぎてスクロールしないと内容が確認できなかったり、画像が大きすぎて読み込みに時間がかかったりすることもあります。 このようなホームページは、ユーザーにストレスを与え、離脱の原因になります。

スマホ対応は、もはやホームページ制作において必須の要素です。

表示速度が遅い

表示速度が遅いホームページは、ユーザーの離脱率を高めます。Googleの調査では、「サイトの読み込みに3秒以上かかると53%のユーザーが離脱する」というデータもあります。特にスマホユーザーはこの傾向が強いので、より注意しなければいけません。

表示速度の改善は、ユーザービリティの向上だけでなく、SEO対策としても有効です。定期的なバージョンアップや不要なプラグインの削除、キャッシュの活用など、できるかぎり改善をしていきましょう。

画像サイズが大きい

使用している画像のサイズが大きいと、ページの表示速度が遅くなる原因になります。 画像サイズを適切に圧縮することで、表示速度を改善することができます。

画像を圧縮するツールは、無料で利用できるものも多くあります。 例えば、「Squoosh」や「TinyPNG」などで、 画像をアップロードすることで簡単に圧縮できます。

Squoosh」はGoogleが開発したツールで、当サイトでも画像圧縮に活用しています。

やたらとアニメーションや動きがおおい

アニメーションを多用するとページの表示速度が遅くなる原因になります。 また派手なアニメーションは、ユーザーの気を散らしてしまい、内容に集中できなくしてしまう可能性があります。

「サイトを開くのに時間がかかる」、「早くサイトの内容をみたいのにアニメーションが終わらないとスクロールできなくてイラッとする」というような経験は誰もがあるのではないでしょうか?

例えば、注目してもらいたい場合や変化をつけたい場合などに使用するのは有効ですが、多すぎると逆効果となりますので、使いどころに注意しましょう。

お問い合わせフォームを複雑にしている

複雑なフォームは、ユーザーの離脱につながります。ただでさえ個人情報を入力するのをためらうのに、そのうえ、入力する項目が多く、手間だと感じさせてしまったら離脱するのも当然ですよね。

問い合わせフォームなどのユーザーに情報を入力してもらうフォームは、できるだけシンプルでわかりやすいものにすることが大切です。入力項目が多すぎたり、入力方法がわかりにくかったりすると、途中で入力を諦めてしまう可能性があります。

フォームを作成する際は、以下の点に注意しましょう。

  • 入力項目は必要最低限にする
  • 入力項目の順番を整理する
  • 入力方法をわかりやすくする
  • エラーメッセージをわかりやすくする

SEO対策でやってはいけないこと

SEO対策は、ホームページでの集客を考えるうえでに欠かせません。しかし、間違った方法で行うと逆効果になることも。ここでは、SEO対策でやってはいけないことを紹介します。

タイトルとメタディスクリプションを設定していない

タイトルとメタディスクリプションは、SEOの観点で2つの意味で重要です。

  • 検索結果に表示され、ユーザーにページの内容・魅力を伝える
  • 検索エンジンにページタイトル、概要をただしく伝える

ユーザー、検索エンジンにページの内容をただしく伝えるために必須の項目です。

なにが書いてあるかわからないページをみたいと思う人はいないし、なにが書いてあるかわからないページをおすすめする検索エンジンもありません。

下記のポイントを気をつけながら、適切な内容を設定しましょう。

  • タイトルは、30〜35文字を目安に、具体的なキーワードを使用し、ページの内容をわかりやすく伝える
  • メタディスクリプションは、70〜80文字を目安に、ページの内容をわかりやすく、魅力的に伝える

キーワードを詰め込んだ不自然な文章

検索エンジンのアルゴリズムは、自然な文章を好み、ユーザーにとって価値ある情報を評価します。そのため、キーワードを無理に詰め込むのは逆効果です。

読みやすく、わかりやすい、情報価値の高い文章を心がけましょう。キーワードは適度に、自然な形で使用します。これにより、ユーザーにも検索エンジンにも評価される内容になります。

パンくずリストを使用しない

【パンくずリストのイメージ画像】

まさくらのイメージ画像
まさくら

パンくずリストとはホームページの階層構造を示すもので、現在のページの位置を視覚的に確認・把握しやすくなります。

パンくずリストを表示し、ユーザーが現在どのページにいるのか視覚的にわかりやすくすることで、サイト内の回遊率向上に役立ちます。

また、検索エンジンがホームページの構造を理解しやすくなるため、SEO対策にも効果的です。

WordPressでホームページを作成している場合は、「Yoast SEO」や「Breadcrumb NavXT」といったプラグインを使用することで簡単にパンくずリストを設置することができるので、ぜひ試してみてください。

運用・管理でやってはいけないこと

ホームページの運用・管理は、制作後も続く大切な作業です。ここでは、ホームページの運用・管理でやってはいけないことをご紹介します。

コンテンツ更新しない

コンテンツの更新は、SEO対策として非常に重要です。更新がなく、古い情報のままでは、サイトの価値が低下し、ユーザーの信頼も損ねる原因にもなります。定期的な更新には、いくつかのメリットがあります。

  • 検索エンジンの評価を高める
  • ユーザーの再訪問を促す
  • 最新の情報を提供できる

更新の頻度は、週1回程度が理想的です。ブログ記事の投稿や、商品情報の更新など、小さな変更でも構いませんので、継続的に行いましょう。

CMSのバージョンアップをしない

CMSのバージョンアップは、セキュリティと機能性の面で重要です。一般的にバージョンアップは、セキュリティ向上、機能追加、不具合修正などを目的に行われます。

そのためバージョンアップを怠ると、以下のリスクが高まります。

  • ハッキングの被害に遭う
  • サイトの動作が不安定になる
  • 新しい機能が使えない

定期的にCMSの更新情報をチェックしましょう。更新がある場合は、速やかに対応することをおすすめします。

バージョンアップの注意点

バージョンアップは、「メジャーアップデート」と「マイナーアップデート」の2種類にわけられます。ざっくりとですが、下記のようなイメージになります。

  • メジャーアップデート→大きな仕様変更や機能追加および機能変更などの大幅な変更
  • マイナーアップデート→不具合修正やセキュリティ向上などの細かい変更

とくにメジャーアップデートは大幅な変更が入るため、サイトに及ぼす影響も大きくなります。事前にアップデートの内容を確認し、テスト環境で試すなど、動作検証をしたうえで対応するようにしましょう。

プラグインのバージョンアップをしない

プラグインも、CMSと同様にバージョンアップが重要です。古いバージョンままだと、CMSの更新に対応できず、動作不良を引き起こすこともあります。こちらも定期的にバージョンアップをしましょう。

また使用していないプラグインは削除しましょう。必要なものだけを最新の状態に保つことで、サイトの安定性と安全性が向上します。

バックアップをしていない

定期的なバックアップは、不測の事態に備える重要な作業です。かならず設定しましょう。万が一、ハッキングやシステムエラーなどなんらかのトラブルでデータが失われても、バックアップがあれば復旧が可能です。

バックアップを取る際は、以下の点に注意しましょう。
  • 定期的に行う(週1回程度)
  • サーバーとは別の場所に保存する
  • 複数世代のバックアップを保持する

バックアップの方法は、使用しているCMSやツールにより様々です。自社に適した方法を選びましょう。

WordPressでホームページを作成している場合は、「BackWPup」といったプラグインを使用することで簡単に設定することができます。

ログインID・パスワードを適切に管理していない

ログイン情報の管理は、セキュリティの基本です。安易なIDやパスワードの使用は、不正アクセスのリスクを高めます。また、複数人で同じアカウントを共有することも避けましょう。適切な管理方法は以下の通りです。

  • 強力なパスワードを使用する
  • 定期的にパスワードを変更する
  • 二段階認証やreCAPTCHA(リキャプチャ)などを導入する
  • アクセス権限を適切に設定する

これらの対策により、不正アクセスのリスクを大幅に減らすことができます。

また保守契約などで外部の方にアカウントを伝えなければいけない場合には、新しくアカウントを発行し、適切な権限を付与してください自身のアカウントをそのまま伝えるのは絶対にやめましょう

外注先選びでやってはいけないこと

ホームページ制作を外注する際、適切な業者選びは重要です。ここでは外注先選びでやってはいけないことをご紹介します。

相見積もりを取らない

ホームページの制作費用は、デザインのクオリティ、ページ数、機能性などにより大きく変わります。そのため、見積金額が適正かの判断が難しいという問題があります。ホームページ制作を依頼する際には複数見積を取って、比較するようにしましょう。少し手間はかかりますが、失敗のリスクを減らせます。

相見積もり時のポイント
  • 同じ条件で比較する
  • 内容が異なる点を把握する
  • 比較先ごとの特性を把握する
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ただしく比較するために、各社の条件をそろえましょう。それでも保守の条件や素材の用意など、異なる点が出てくる場合には、それらもただしく把握したうえで検討してください。

価格だけで決める

価格は重要な要素ですが、それだけで判断するのは危険です。安価な業者を選んだ結果、品質の低いサイトができてしまうことがあります。見かけの金額は安くても、あとからいろいろと追加費用が発生するケースもあるので、注意が必要です。

また高額だからといって、必ずしもイメージ通りのサイトができるとは限りません。

やってはいけないこと
  • 価格が安いという理由だけで決める
  • 見積もり内容をきちんと確認しない
  • 契約内容を理解しないまま契約する

それぞれの内容をただしく把握し、最適な外注先を選びましょう。長期的な視点で考えることが大切です。

契約期間がながい

月額型のホームページや保守契約など、長期の契約を求められるケースがあります。その分、初期費用がかからない、月額が安く抑えられるなど、メリットがあるように見えますが、トータルでは高くつく場合もあります。また契約期間が長いと、途中でサービス内容に不満があっても解約できない可能性があります。

できれば1年毎の更新契約にするなど、期間を1年以内くらいに抑えることがおすすめです。もし長期契約を結ぶ場合は、途中解約の条件などをしっかり確認しておきましょう。

自社で更新できない

ホームページは運用フェーズもとても大切です。最新の情報を掲載するため、定期的に更新する必要があります。外注先に全ての更新を依頼すると、コストと時間がかかってしまいます。自社のリソースにあわせて対応範囲を決めることで、無理のない範囲でコストを抑えた運用が可能です。

作業負担面とコスト面を考え、長期的に運用しやすい仕組みを整えましょう。

相性が合わない担当者を選ぶ

ホームページ制作は、外注先との密接なコミュニケーションが必要です。担当者との相性が悪いと、認識ズレを起こす、想いが伝わらないなど、プロジェクトの進行に支障をきたす可能性があります。

契約前のやり取りの中で、担当者との相性を確認することが大切です。相性が合わないと感じたら、担当者の変更や別の依頼先も検討してください。

相性の良い悪いは、言語化が難しいため直感が頼りになります。相性が悪いとお互い不幸になりますので、やり取りの中で違和感や合わないなと感じたら、一度立ち止まって冷静に考えるようにしましょう。

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まさくら

15年の営業経験上、相性は間違いなく重要です。ホームページはできたら終わりではないので、長期目線で信用できるか、パートナーとして任せることができるか、冷静に考えてください。

まとめ

この記事では、ホームページ制作で「やってはいけないこと」に焦点を当て、企画段階から運用・管理、外注先選びまで、幅広く解説しました。やってはいけないことを知っておくことで、失敗のリスクを減らし、よりスムーズにホームページ制作を進めることができます。

ホームページ制作は簡単な作業ではありませんが、適切な知識と準備、信頼できるパートナーがいれば、素敵なホームページが完成するはずです。そして企業の成長を促進する強力なツールとなります。

hw-createではお客様に寄り添ったホームページ制作を行っております。もし、ホームページ制作についてお困りごとがあれば、 ぜひお気軽にご相談ください。

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