ホームページ更新は必要?メリットとデメリット、集客ポイントも解説

ホームページの更新のメリットとネタの探し方を解説

ホームページを作成したけどアクセスが増えない、問い合わせがない。

このような悩みを持っている方は多いと思います。ほとんどの場合はホームページを公開しただけでは、上位表示されることも問い合わせが増えるということもありません。

ホームページを有効活用するためには更新がポイントになります。認知度を高めたい、集客をしたいと考えているなら、定期的に更新し、情報発信することが必須です。

集客につなげるために継続的な更新が必要な理由と、具体的な更新コンテンツの考え方について解説します。

ホームページの更新が必要な理由

SEO対策としての効果

Googleにはフレッシュネスアルゴリズムという最新の情報や鮮度の高い情報を上位に表示させるアルゴリズムがあります。

そのため、常に新しい情報を発信しているサイトはGoogle検索で上位表示されやすくなります。

もちろんそれだけで必ず上位表示されるわけではありませんが、常に最新の情報を発信されているホームページと公開したあとまったく情報が更新されないホームページ。比較したらどちらがよいかは考えるまでもないですよね。

また検索で顧客の目に触れる機会が増えれば、集客につながる可能性が増えます。

顧客との関係構築 

ブログやニュース、実績などのコンテンツを通じて、新しい情報、有益な情報を継続して発信することで、自社の取り組み、実績などを知ってもらう機会を増やすことができます。顧客との接点が増えることで信頼関係を築くことができます。

また掲載されている情報が古く、営業時間や店休日などが異なっている場合などは、もう営業していないと判断されたり、クレームに繋がったりと顧客の信頼を失う可能性もありますので注意してください。

資産性がある 

ブログやニュース、実績などのコンテンツは自社の資産になります。お役立ち情報のブログや実績などはコンテンツ量が増えていくことで、それ自体が広告ツールとして、信頼関係構築ツールとして積み上がっていきます。また一度作成したコンテンツはホームページ以外にも活用することができます

例えばブログの中から人気の記事をX(旧twitter)で紹介したり、実績としてホームページに掲載する他に、顧客インタビュー時に動画撮影も行いyoutubeで発信するなど。作成したコンテンツは自社の資産として様々なプラットフォームで展開できるため、上手に活用することで集客の間口を広げることができます。

またGoogle検索で上位表示されるようになれば、継続的に流入が見込める点も大きなポイントです。

更新のデメリット

手間がかかる

コンテンツの作成や更新には時間と労力が必要です。専門知識がない場合、外部に委託することも検討しなければなりません。また一度公開した情報は、定期的な見直しやリライトといわれる記事内容の更新が必要になります。古い情報がそのままだったり、変更を適切に反映しなければ顧客の信頼を失う可能性もあります。

効果が出るまでに時間がかかる 

Google検索に必要な考え方として、E-E-A-Tという基準があります。ホームページやその情報がどれだけ専門的で正確であるか、またどれだけ信頼できるか(信頼されているか)を判断するための重要な基準です。この基準を満たしていると、検索結果で上位に表示されやすくなります。

E-E-A-Tとは?

  • E: Expertise(専門知識)
  • E: Experience(経験)
  • A: Authoritativeness(権威性)
  • T: Trustworthiness(信頼性)

これらは外的要素も含まれるため、ホームページとして評価されるには時間がかかります。中長期的な視点で取り組むことが必要です。

おすすめの更新コンテンツ

更新の必要性がわかっても、「なにを更新したらいいかわからない。。。」

という方も安心してください。

ここでは代表的な更新コンテンツを3つ紹介します。自社に合うものがあるか、活用できそうなものがあるかぜひ探してみてください。

お役立ちブログ

取り扱っている商品の活用方法や手入れ方法、関連する製品などの情報を発信します。記事の中で専門性や実績をアピールすることで、顧客により信頼感を与えることができます。またそれぞれの記事から検索でのアクセスも期待できます。

よくあるパターン:新商品〇〇を入荷しました!

いろいろなサイトでよく見かけますね。新商品〇〇がだれもが知る人気商品なら、これでも問題ありません。でもそうでないならこれだけではもったいない。もう少し具体的な情報を追加しましょう。

魚屋さんをイメージしてみてください。秋に「さんまを入荷しました。」とよく見かけますよね。これをブログに例えると、入荷情報だけなく、その魚の調理方法やおすすめレシピ、産地や鮮度が高い魚の選定方法などを伝えます。

詳細情報を伝えることで、より商品の魅力が伝わりますし、自社の専門性をアピールできます。このような情報を継続して発信し、コミュニケーションを取ることで顧客がいざ商品を必要とした場合に、相談先として想起してもらいやすくなります。

例)

・美容室なら、梅雨時期には湿気対策、冬には乾燥対策などのお手入れに関する方法、または季節ごとのヘアケア方法やおすすめアイテム

・洋服屋さんなら、新着アイテム紹介とともにコーディネートの提案、素材ごとのお手入れ方法など

・製造業の場合だと自社の専門技術や製品のメンテナンス情報などをわかりやすく解説するなど。

これらを発信することで、見込み顧客がより技術・製品に興味を持ってくれるかもしません。ブログの発信をみるのは新規顧客だけでなく、既存顧客もみる可能性があります。もしかしたら既存顧客から、新たなお悩み相談を受け、新たなビジネスチャンスに発展することもあります。

自社の場合だとどんな情報発信ができそうか、喜ばれそうか、ぜひ一度考えてみてください。

ブログで発信するタイミング

いつ情報を発信するか。これは頻度が高いほうがよいのは間違いありません。ただ毎日更新となってもなかなか難しいですよね。

まずは月1回更新を目標に取り組んでみてください。月や季節ごとのイベントを絡めると更新のネタを探しやすいです。

1月 お正月、成人式
2月 バレンタイン
3月 ホワイトデー、卒業
4月 入学、新年度
5月 GW、こどもの日、母の日
6月 父の日、梅雨
7月 夏、お祭り
8月 お盆、夏休み
9月 シルバーウィーク、お月見
10月 ハロウィーン、紅葉
11月 ブラックフライデー、七五三
12月 クリスマス、年末

新着情報

新しいプロジェクトや製品のリリース情報や取り組み、展示会やセミナーへの参加・開催など、自社の最新の取り組みを発信します。飲食店なら季節のメニュー、限定商品の販売情報や営業時間の変更や店休日のお知らせなどです。

新しい情報を発信することで、自社の活動を見える化できます。toBの企業であれば展示会やセミナーへの参加が、共通の話題としてお客様と盛り上がるかもしれません。飲食店などであれば、季節のメニューや新メニューの案内で新規顧客やリピーターの獲得につながるかもしれません。

大手の飲食チェーンなどはこのような情報発信をとても積極的に行っていますね。季節やイベントごとに、どんな方法でどのような製品をアピールしているか参考にしてみてください。

導入事例やお客様の声

企業向けに製品やサービスを販売していれば、導入事例や販売実績として、どのような成果を上げたのか、どんな課題を解決したのかを紹介します。

店舗型ビジネスならお客様の声(口コミ)もおすすめです。例えば飲食店の場合だと、店舗の雰囲気や店員さんの接客態度、料理の味や提供までの時間など、実際に店舗を訪れた人にしかわからない情報を掲載します。

第三者の視点での情報となるため、信頼性を担保しつつ、より店舗の魅力を伝えることができます。もしお客様の声の中にネガティブな内容があれば、改善につなげることができるので、集客・店舗運営とどちらの面でも活用できるとてもよいコンテンツです。

自社で更新が難しい場合は外注も

「そうはいっても更新なんてしている時間がないよ。。。」

そんな声が聞こえてきそうですね。たしかにコンテンツを作成し、更新するには手間と時間がかかります。そんなときには更新作業を代行してくれる外注さんを頼るのも有効です。

「外注すると費用がかかるから自社で対応する」という声を聞くことがありますが、もともと専任の担当者がいれば別ですが、他の業務と兼任する形で更新を任せると単純に業務量が増えるので負担になります。

ホームページ更新に追われて本来の業務がおろそかになっては本末転倒です。そうならないように自社で対応したほうがいいのか、外注した方がいいのか、よく検討して長く続けられる体制を確保してください。

自社で対応するメリット

外注費がかからない

更新作業を外注すれば当然費用がかかりますが、自社内で完結させればそのような費用はかかりません。社員の方にはもともと給料をお支払いしているわけですからね。業務範囲内で対応してもらえば新たなコストがかからないことはメリットです。

自社の理念にこだわったコンテンツを作成できる

お客様の近くにいるのは自社の社員です。製品へのこだわりやお客様対応など、現場の感覚を体験している社員が直接発信することで、詳しい状況や想いを熱量をもってより詳細に伝えることができます。

社内に経験、ノウハウが貯まる

更新するための記事作成や画像の編集、リリースまでのスケジュール管理やリリース後の管理や反応など、多くのことを経験することができます。当然うまくいくことばかりではありません。改善や失敗を繰り返しながら長期的に取り組むことが必要です。

うまくホームページを伸ばすことができれば、そこまでに得た経験や知識はとても大きな財産となります。将来的に新しい製品やサービスを展開するといったときにとても役に立つでしょう。

自社で対応するデメリット

業務負担が増える

通常業務に加えて更新に関する業務が増えるため、通常業務にあてられる時間は減ります。単純にこれまでの業務をこなしつつ、更新作業も行うとなれば、業務時間(残業)が増えてしまうことが想定されます。そのため一部業務を他の社員に任せる、業務を効率化する方法を考えるなどの対策が必要です。

だれに任せるか問題

「だれに任せるか」人選自体も重要です。継続を前提に考えるのであれば、ひとりの担当者を決めるのではなく、複数人のチーム体制を整えることが望ましいです。コンテンツのアイデア出しや、内容の精査、チェックなど、特に最初のうちはひとりで完結させるのは、質と量のどちらの観点でも難しいでしょう。

視点がかたよる可能性がある

自社内で完結させる場合、コンテンツが自社の視点ばかりになってしまうケースがあります。そうなるとおもしろみが欠けたり、新しいコンテンツのアイデアが出てこないといった壁にぶつかる可能性があります。

外注する場合のポイント

安心して継続した依頼ができるか

更新は継続が前提となります。継続取引が可能か、相手のリソースを確認してください。どんなにいい人がいても継続して依頼できないのでは、更新という観点からはおすすめできません。またパートナーとして安心して継続依頼を任せられるかは重要なポイントです。

適切なコミュニケーションが取れるか

やり取りのスピード感やコミュニケーションなどに違和感がないか確認してください。これらの要素は合う合わないなどの言語化が難しい部分でもあります。感覚的な要素が大きくなってしまいますが、事前に打ち合わせなどを行い、安心して任せられそうか、適切なコミュニケーションを取れるか、継続して信頼関係をつくっていくことができるか、照らし合わせて判断してもらえればと思います。

また費用を抑えて依頼したい場合には、外注先としてフリーランスを選定することをオススメします。

依頼するたびにパートナーを探すデメリット

選定のコスト

更新作業が前提であれば、毎回の作業に大きな変化はないはずです。依頼先を探すには内容を説明したり、面談したりと手間も時間もかかります。依頼の費用を抑えるために、毎月数時間かけて選定に時間をかけていたら本末転倒です。

コミュニケーションコスト

ホームページの更新といっても、どのように作られているかで方法が変わるので、作業者としては事前にさまざまな情報を共有いただく必要があります。そのため依頼者は毎回、作業内容やサイトの構築環境を説明しなければなりません。それにはまた手間と時間がかかります。

セキュリティリスク

なにをどこまで依頼するかにもよりますが、内容によってはホームページの管理情報を共有する必要も出てきます。そのたびに管理情報を伝えるのにはセキュリティリスクがあります。長期的に見ればたくさんの方に管理情報を教えてしまうわけですからね。また作業前後に依頼用アカウントを作成するにも、作成の手間や管理コストがかかります。

外注先を探す場所

クラウドソーシング

簡単に外注先を探す方法の1つにクラウドソーシングがあります。

代表的なものはクラウドワークスランサーズココナラの3つです。多くの会社、フリーランスが登録していて、過去の仕事の評価も見ることができます。

クラウドワークス

クラウドソーシングの最大手。発注者、受注者の登録数は、他のクラウドソーシングと比較しても多いです。人数が多いのはメリットですが、応募数が多くて選定に時間がかかる、応募者のスキル感に振れ幅があるというのは注意すべき点です。

企業も利用していますが、個人で利用されているケースも多く、私自身も個人のお客様からご依頼いただくことが多かったです。

クラウドワークス

引用:クラウドワークス

ランサーズ

クラウドワークスに次いで、クラウドソーシングの大手。他のクラウドソーシングと比べると、案件単価が高めで、中小企業も多く使用しています。

私自身も企業様からのご相談、依頼をいただくことが多かったです。

ランサーズ

引用:ランサーズ

ココナラ

CMなどの影響で認知度の高いクラウドソーシングです。ココナラでは、ココナラ内のチャット機能を使用してのテキストでのやり取りのみになります。

テキストのやり取りのみで、サクッと依頼したい方にはおすすめです。

※出品者がビデオ会議をサービスとして販売している場合には、購入することで、事前のWeb打ち合わせも可能です。

ココナラ

引用:ココナラ

SNS

X(旧Twitter)、instagram、facebookなどのSNSで情報発信している方から探します。

プロフィールに制作物や仕事を請ける場合の費用感などを載せている方も多いので確認してみてください。また過去の投稿なども確認し、感性に共感できるかという視点で検討してみるというのもおすすめです。

Googleなどの検索

GoogleやYahooなどの検索エンジンで「地域名 ホームページ制作 フリーランス」などと検索してみてください。きっと多くの検索結果が出てくるはずです。比較的シンプルな構成のホームページが多いですが、想いなどをしっかりと載せている方も多いです。想いや価値観に共感でき、安心して依頼できそうな方をぜひ探してみてください。

紹介・コミュニティ

知り合いに紹介してもらうのも有効な手段の1つです。事前にそのフリーランスの人柄を確認することもできますし、制作を依頼した場合も紹介者との関係も考え、より責任を持って対応してもらえるでしょう。また商工会や同友会に加入しているフリーランスも多くいますので、ご自身が参加されているコミュニティで探してみるのも有効です。

まとめ

ホームページを効果的に活用するためには更新は重要です。

うまく活用することで営業面では集客や求人につながるなどのメリットがあります。サポートページやFAQページを充実させることで、カスタマーサポートの負担軽減につながるなど、もともとの目的とは異なった副産物的な効果も得られるかもしれません。

hw-createでは、保守・運用代行サービスを行っております。もし自社での更新が難しい場合やなにからはじめていいかわからないといった場合には、お気軽にご相談ください。

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