起業にあわせてホームページを作りたい、費用を抑えたい、制作会社に見積もりを依頼したけど予算オーバー。そんなときに選択肢に上がってくるのがフリーランスへの依頼。費用を抑えるために検討している方も多いと思います。
一般的にフリーランスに依頼したほうが制作費用をおさえることができます。例えば制作費を5万円安くすることができたとしたら、その分でホームページの機能を追加したり、チラシデザインやロゴ作成を依頼したり、広告運用したりと資金をより効果的に使用できますね。
- フリーランスに依頼するメリット/デメリット
- フリーランスを探す方法
- フリーランスに依頼する際のポイント
だけど、ホームページ制作費用を抑えたいけどフリーランスに依頼するのってどうなの?フリーランス=個人になるので、制作会社=法人と比較するとなんとなく不安を持つ方も多いと思います。
今回は一番気になる費用相場を含め、フリーランスのメリット・デメリット、依頼する場合の注意点、制作費を抑えるポイントを徹底解説します。
フリーランスとは
フリーランスとは企業や組織に所属せずに個人で業務を請け負う働き方で、プログラミング、デザイン、ライティング、コンサルティングなど、さまざまな分野で活動している方がいます。フリーランスは働き方を表現する言葉で、税法上は個人事業主となります。
本記事ではホームページ制作を行っている個人事業主を指します。
フリーランスのメリット
費用が安い
フリーランスは多くの場合、事務所の家賃や人件費、その他諸々の経費を抑えられます。その分、利益を減らしても存続できるため、全体的に制作費用を抑えて依頼することができます。
対応の速さ
フリーランスは仕事を受けた自分自身で対応するので、素早い対応が可能です。企業の場合、営業担当→制作担当→コーダーのように顧客窓口と作業担当が異なるため、社内での伝達や調整に時間がかかることがあります。
また変更や修正なども比較的素早い対応が期待できます。
一貫した対応
多くの場合、顧客窓口と制作担当が同一なので、情報や意志の共有がシンプルです。基本的には制作者と直接やり取りしますので、制作担当へ要望が伝わらない、共有伝達ができていないといったことがありません。また業務の評価が、直接個人の評価として反映されるため、ホームページの品質や対応などに責任をもって対応します。
フリーランスのデメリット
個人スキルに依存するため、品質のブレがある
優れたスキルを持つフリーランスもいれば、そうでない場合もあります。スキルや経験、製品の品質などは個人のスキルに依存するため、
- コミュニケーションに違和感はないか
- 依頼した仕事を対応するスキルを持っているか
- 最後まで責任を持って対応してくれるそうか
など、要望にあうスキルを持つ方を探す必要があります。
長期的な取引に不安がある
長期的な取引に関しては不安要素があります。フリーランスをやめてしまったり、連絡が取れなくなる。または健康上の理由などで対応が途切れてしまうという事も考えられます。企業の場合は引継ぎなどがありますが、フリーランスは個人対応の場合、そういったものがないケースもあります。
フリーランスは1人で業務を行うことが多く、急な病気や事故、他の仕事の都合などでプロジェクトが中断されるリスクがあります。大企業のように代替要員がいないため、プロジェクトの進行が遅れることもあります。フリーランスはプロジェクト終了後のサポート体制が整っていないことが多く、長期的なメンテナンスや更新を依頼するのが難しい場合があります。サポートが途絶えるリスクがあるため、契約内容をしっかり確認する必要があります。
制作ボリュームや対応範囲に制限がある
フリーランスは個人または小規模なチームで対応していることが多いため、同時進行できる案件数に制限があったり、100ページ以上あるような大型のホームページ作成や高機能なWebアプリケーションの開発には対応できないなどのケースがあります。このような依頼を考えている場合は、フリーランス以外の選択肢も検討することをおすすめします。
フリーランスを見つける方法
クラウドソーシング
簡単にフリーランスを探す方法の1つにクラウドソーシングがあります。
代表的なものはクラウドワークス、ランサーズ、ココナラの3つです。多くのフリーランスが登録していて、過去の仕事の評価も見ることができます。
クラウドワークス
ランサーズ
ココナラ
過去にどのような依頼に対応しているか、その評価はどうなのかを確認しながら、要望に合うフリーランスがいるか見てみるとよいでしょう。またクラウドソーシング内で仕事の依頼を出すことで、多くの方から応募してもらうという方法もあります。
クラウドワークスとランサーズは契約前にオンライン打ち合わせも可能です。事前に打ち合わせすることをおすすめします。ココナラの場合は基本はメッセージでのやり取りになります。
※クラウドソーシングごとに打ち合わせには事前に申請が必要だったり、プラットフォーム内のツールを使用するなどの規約があります。事前に確認のうえ対応をお願いします。
SNS(X(旧Twitter)、instagram、facebookなど)
X(旧Twitter)、instagram、facebookなどのSNSで情報発信している方から探します。
プロフィールに制作物や仕事を請ける場合の費用感などを載せている方も多いので確認してみてください。また過去の投稿なども確認し、感性に共感できるかという視点で検討してみるというのもおすすめです。
Google検索
GoogleやYahooなどの検索エンジンで「地域名 ホームページ制作 フリーランス」などと検索してみてください。きっと多くの検索結果が出てくるはずです。比較的シンプルな構成のホームページが多いですが、想いなどをしっかりと載せている方も多いです。想いや価値観に共感でき、安心して依頼できそうな方をぜひ探してみてください。
知人やコミュニティからの紹介
知り合いに紹介してもらうのも有効な手段の1つです。事前にそのフリーランスの人柄を確認することもできますし、制作を依頼した場合も紹介者との関係も考え、より責任を持って対応してもらえるでしょう。また商工会や同友会に加入しているフリーランスも多くいますので、ご自身が参加されているコミュニティで探してみるのも有効です。
フリーランスにホームページ制作を依頼する場合の注意点
必要なスキルを満たしているか
まずは要望を叶えることができるスキルを持っているかが重要です。
- なにがいいかわからないので、まるっと提案してほしい
- ホームページのイメージが固まっていて、こだわりの機能を追加したい
- 管理が簡単なものがいい
など要望は様々かと思いますので、目的や優先順位を明確にし、対応できるかを確認してください。
内容によっては実現するのが難しい場合もあるかもしれません。そのようなときにも代替案がある、ともに解決方法を考えてくれるなど協力的なスタンスがあるかも重要です。
コミュニケーションが適切に取れるか
フリーランスに依頼する場合には、LINEやchatworkなどのツールやクラウドソーシング内のチャットを使用してやり取りすることが多くなります。
言った言わないを防ぐ、互いに都合のいいタイミングで見る、返信するができる、メールよりも手軽、ほとんどのツールが無料から利用できる
というメリットがありますが、テキストでのやり取りは細かいニュアンスが伝わりづらい、意図が正しく伝わっているか把握しづらいなどのデメリットがあります。
ある程度認識違いが起きることは想定されますので、そのズレのすり合わせがスムーズにできるかも重要な確認ポイントの1つです。
- 説明が丁寧か
- 質問などが聞きやすい雰囲気か
- 協力的なスタンスか
お互いに、自分が正しい、相手の伝え方が悪いなどといったスタンスではいい関係性を築くのは難しいでしょう。互いに歩み寄りながら反省点を改善していくことができるか、どちらかが犠牲になるような関係性は長続きしませんので、相手の人柄や感覚、空気感が合うかも気にしてみてください。
レスポンスの速さ
質問などの連絡に対する回答のスピードが自身のイメージに合うかも重要な判断材料の1つです。質問に対して直ぐに回答をくれる方もいれば翌日にならないと連絡が取れない方もいます。実際にホームページ制作を依頼することになれば、1〜2ヶ月間はやり取りが発生しますので、レスポンスのスピード感が合うか、ストレスや違和感を感じないかを打ち合わせの段階で確認することが重要です。
個人的には、一次回答だけでも早めにくれる方が安心できます。
まとめ
フリーランスは費用を抑えられる以外にも多くのメリットがあります。
私の周りにも責任感を持って誠実に対応している方が多くいて、実際に業務を依頼することもあります。反対によくないフリーランスにあたってしまったというお話も聞く機会があるのも事実です。
クラウドソーシングやSNSなどで多くのフリーランスを見つけることができる反面、安心して任せることができるかの見極めが難しいこともあるでしょう。
どうしても心配が残るようなら、
- 小さな業務から依頼してみる
- 事前に問い合わせをしてみる
- 事前にオンラインもしくは対面にて打ち合わせを行う
などから試してみてはいかがでしょうか。
hw-createでは無料相談を受け付けております。ぜひ下記ボタンよりお気軽にお問い合わせください。